啓明大学東山医療院が1999年10月1日開院100周年を迎えた。大邱市の有形文化財に指定された宣教師社宅2棟を宣教博物館(スウィッズ住宅/大邱市有形文化財第24号)、医療博物館(チェムニース住宅/大邱市有形文化財第25号)に設立した。これに加え、2001年2月1日教育•歴史博物館(ブレア住宅/大邱市有形文化財第26号)を開館し、約100年の医療•歴史を一目で見ることができる貴重な資料を展示した。 2002年3月1日には、大邱3.1運動歴史観,10月1日には、2002韓日ワールドカップサッカー大会記念館を設けることで、地域文化教育の発祥地の位置付けをした。東山医療院医療宣教博物館は、様々なデータを保存、展示して現代人に医療・宣教の歴史と教育と文化情報の提供に貢献している。(宣教師スウィッジュ住宅)宣教博物館は、大邱で本格的な宣教活動が行われられていた1906年から1910年頃に造られ伝統的な韓式と洋式がよく調和している。1736年、朝鮮英祖の時代大邱邑城を築造する時に使用された城石(大邱邑城解体時に使用)で正しい層積みの基礎をし、その上に赤レンガを長積んだ。屋根は韓国式の瓦屋根である。スウィッジュ夫人をはじめ、開成学校四代の校長であるヘンダーソンと啓明大学の初代学長であるキャンベルなどの宣教師たちが居住した。現在1階には、各種聖書と宣教遺物、キリスト教の伝来過程などの写真資料が展示。2階には、イスラエルで購入した旧約ㆍ新約関連小物を観覧することが出来る。(宣教師チェムニース住宅) 医療博物館は、赤レンガ積みの2階建ての造りで、1906年から1910年の間に建てられた建築物で、アメリカ人宣教師の居住様式と生活様式をよく知ることができる。この住宅には、1911年開成学校2代校長であるライナーとチェムニース、シャウォテク宣教師などに続き、1948年からマペトマポファヨル宣教師が居住していた。現在は、1800年代から1900年代に至る多くの東洋と西洋の医療機器などが所蔵されて医学の発展の姿を見ることができる。 (宣教師ブレア住宅) 教育歴史博物館には、様々な民俗資料と朝鮮時代以降、1次〜6次教育課程まで各時代別に教育書籍と教科書、寺子屋、小学校の教室を見ることができる。教育歴史観と大邱3.1運動の足跡と日本が行った歴史がそのまま表現されている写真等展示されている。また、東山病院の医務支援活動で開かれた2002年ワールドカップ大会と2003年大邱夏季ユニバーシアード大会で残した記録と資料、世界に広がって進む若者と市民の姿を集めたワールドカップ記念館とユニバーシアード記念館がある。